特急ホーニング加工で感動体験
弊社は日々、お客様の研究開発や試作をはじめとする加工のお手伝いをしております。
その実現には、私たち自身の知見だけでなく、高い技術力を持つ素晴らしいパートナー企業の皆様の存在が不可欠。
今回は、弊社の「無理なお願い」に対し、圧倒的な技術と情熱で応えてくださった
パートナー企業様のご紹介とそこで使われた「ホーニング加工」という技術についてご紹介します。
まず、「ホーニング加工」とは?
簡単に「ホーニング加工」についてご説明します。
ホーニング加工とは、主に「筒の内側(内径)」の表面をミクロン単位(1/1000mm)で高精度に
そして滑らかに仕上げるための研磨技術です。
ちなみに、きめが細かいと言われるお肌であっても表面は0.2㎜の凹凸さがあるらしいです。
「ホーニング砥石(といし)」と呼ばれる工具を回転させながら
上下に往復運動させることで、高精度な寸法と、要求される理想的な表面粗さ(滑らかさ)に仕上ます。
自動車のエンジンシリンダーや油圧機器の部品など、極めて高い精度が求められる部分に用いられる
高度な仕上げ加工技術の一つです。
先日、弊社はあるお客様から、非常にタイトな納期でのホーニング加工によるテストピース(試験片)製作のご依頼をいただきました。
正直なところ、通常の納期では到底間に合わない状況。
そこで、尼崎市で事業をされている「協栄工業有限会社様」に、藁にもすがる思いでご相談させていただきました。
協栄工業様とは、日常的にお仕事を依頼している間柄ではありません
それにもかかわらず、弊社の切迫した状況をご理解いただき、代表者の方から返ってきたのは
「引き受けた限りは、納期も精度も要求通りやるよ。」 という、非常に心強いお言葉でした。
その言葉通り、協栄工業様は「昨今の働き方改革とは真逆に」とも言えるほどの
情熱と集中力で作業を進めてくださいました。
そして、私たちの想像を遥かに超え、表面粗度が0.006mmも上回る0.002mmの表面粗度に製品を仕上げていただきました。
日常的な取引がないにも関わらず、弊社の困難な依頼を真正面から受け止めて
期待を遥かに超える「結果」で応えてくださった協栄工業様には、感謝の言葉しかありません。
弊社は自社サービスを通して、感動体験を製造できる企業を目指しています。
感動体験の詳しいお話しは別の機会にブログで書きますが、今回は弊社が協栄工業様から感動体験をもらいました。
株式会社KRSSは、このような素晴らしい技術と「職人魂」を持った日本のものづくり企業様との強固な連携によってお客様の「難しい」「急ぎ」といったご要望にお応えしています。
高精度な加工、難しい試作、短納期の案件、ものづくりに関するご相談がございましたら
ぜひ一度KRSSにご連絡をください。
協栄工業様のような素晴らしいパートナー企業様と共に、最適な解決策をご提案いたします。
#感動体験製造業
#テストピース加工