熱処理

鉄をはじめとする金属には組織があるって、ご存じではない人も少なくないかと。

金属組織を変え、硬くしたり、しなやかにしたり、柔らかくしたりする技術がある。

古くは西洋の錬金術から始まった技術と言われ、日本でも刀職人が火と向き合いながら

日本刀を作る時に使われてきた技術。

大きなオーブンレンジのような機械の中で金属を熱し、水もしくは油の中に浸して冷やすと

急に冷やされたことで組織が驚いて、硬さが増す。

しかし、硬いままだと、しなやかさ(靭性)が少なくて脆い材料なので

再び温めてることによって金属組織を変えることによって

「硬さ」と「しなやかさ」と「強さ」のバランスが揃う材料を作る。

ちなみに、人を育てるスキルの話しではなく、あくまで良い金属を作るためのお話し。

弊社で対応している熱処理ですが、一般的な焼入れ、焼き戻しをはじめ...

・真空浸炭

・窒化浸炭

・軟窒化

・固溶化処理

・特殊な調質を目的とした、加熱パターンや冷却速度を制御しながらの熱処理

・既存の熱処理では歪が大きく、熱処理後の作業性に影響が出にくくする為の改善熱処理

熱処理が含まれる試験片製作、熱処理実験、製品製作を問わず、ご相談、ご依頼をお引受けしています。