失敗話し ep1(テストピース製作)
人類の進歩は失敗の積み重ね、失敗をしないと人は成長をしない
失敗を恐れていると仕事のチャンスを失う。とは言え、失敗はやはり怖い
失敗しそうだなと思っているうちはまだ大丈夫、安全策を考えようとしているから
「失敗しない」と、根拠の無い自信で進んでいるときはかなり危険
これまでに様々なテストピース製作のご依頼をいただきましたが、失敗内容だけは
今もしっかりと覚えています
失敗の理由は様々で、不明瞭な図面による数値の読み間違え、加工機械への数値の入力ミスなど
改善対策を立てやすいミスもあれば、思い込みや、勘違いなど、理由が曖昧過ぎることにより
改善対策を立てにくいミスもある
私のやらかした失敗は、まさにそれ、思い込みミス
思い込みにより、切っていけない箇所を切ってしまったこと
なぜ、そのような事をしたのか?
それは、依頼内容の理解できていなかった箇所を明確にせず、曖昧にしていたこと。
そこに潜む失敗リスクを事前に把握できないままに進めてしまったから
納期に迫られていたこともあったとはいえ、送られてきた資料から理解できない不明瞭な内容を書き出し
完全に依頼内容を把握するまで製作図面に追記や記しをしないといけなかった
緊張感を持って扱っていたつもりだが安易に考えていた
様々な状況が絡み合っていたとはいえ、完全に自分のミスだったと今でもたまに思い返す
テストピースの製作において、ほとんどのケースにおいて代わりとなる材料が存在しない
失敗をするとそれでおしまい